HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンは、2010年2月にスタートしました。託されたミッションは、グローバルに展開する大手外食チェーンのサプライチェーンマネジメントを一手に担うこと。すなわち、サプライヤーから商材を調達し、デリバリーを行い、各店舗のストレージまで責任を持って一元管理することが当社の役割です。
アジアやヨーロッパを含む45か国と地域に拠点をもつHAVI Groupでは、1974年創立以来、世界的な大手外食チェーンをはじめとするクライアントのサプライチェーンを一元管理しています。2010年、日本においてもビジネスを展開するため、HAVI Groupの出資により、私たちHAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパン（HAVIジャパン）が誕生しました。
HAVIジャパンでは現在、日本全国に約3000店舗を展開する大手外食チェーンをクライアントとして、アメリカに次ぐ売り上げ規模をもつマーケットのサプライチェーンを管理しています。私たちの強みは革新的なビジネスモデルです。大きな特徴は、サプライヤーから配送センターまでの物流をつかさどる“インバウンド”、そして配送センターから各店舗までの“アウトバウンド”を一貫して担うとともに、自ら“ホールセール機能”を有している点です。
具体的には、クライアントが必要とする商材を当社が各サプライヤーから仕入れて在庫管理、配送まですべてを手掛けます。その結果、クライアントは在庫リスクを負うことなく、サプライチェーンを築き上げることができます。当社がクライアントの経営に与えるインパクトは非常に大きいといえるでしょう。
このようなモデルを実現するためには、精密な需要予測が非常に重要です。HAVI Groupは豊富なナレッジをもとに高度な需要予測システムを構築し、さらに自動発注まで視野に入れています。こうした技術を存分に駆使できることが、私たちの大きな武器です。クライアントの在庫管理のリスクを自ら引き受けて物流を最適化するモデルは、おそらく国内の物流企業では真似のできないものであり、そこに私たちの大きな存在意義があると考えます。
より質の高いサプライチェーンを実現するために、取り組まなければならないテーマは山積しており、私たちは社内のあらゆるポジションで新たな戦力を求めています。特に、発注業務や在庫管理、物流オペレーションなどの経験をお持ちの方々がさらに必要です。当社が推進しているのは、革新的なビジネスモデル。ですから、仕事を進めていく上でお手本はありません。どのようなしくみを構築すれば最適なのか、常に自分たちで考えて形にしていかなければなりません。それを「大変」と感じるのではなく、「面白い」と捉える方に、ぜひ参加してほしいと考えています。まだ成長過程にある組織だからこそ、すぐに会社の中心となって活躍できますし、皆さんが考え出したしくみが、当社の、そして業界の新たなスタンダードになる可能性も大いにあります。当社の将来的な事業戦略の立案にも、積極的に意見を出してほしいと考えています。
また、今後の事業拡大を見据え、体制づくりを担う管理部門でも人材を広く募集しています。成長中の企業ならではのチャレンジングな仕事に取り組んでいただくことは、ご自身のキャリアの中でも貴重なご経験となるはずです。
人事評価制度については、グローバル企業であるHAVI Groupのシステムを日本でも採用しています。企業文化については、今まさに従業員全員で作り上げているところです。風通しの良い風土を醸成し、誰もが成長を実感できる会社を目指して、一丸となって取り組んでいきます。
すでに、HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンの可能性にひかれて、さまざまな業界から多彩な人材が当社に集っています。クライアントの在庫管理のリスクを引き受け、購買や物流の完全なアウトソーシングを可能にする当社のビジネスモデルは、外食チェーン以外にも適用の可能性が広がっています。事実、HAVI Groupでは、コンビニエンスストアチェーンやドラッグストアチェーンにもマーケットを広げ、多くのクライアントのサプライチェーンを手掛けています。日本においても同様に、将来的なマーケットの拡大の可能性が存在します。当社のビジネスモデルが成功を収めれば、日本の物流業界全体に革新をもたらすことにもなるかもしれません。
また、当社のクライアントはグローバル展開を行う中でも、国内独自の商品を数多く開発しているため、当社で扱う商材も多種多様で、他の国々と比べて物流オペレーションがきわめて複雑です。世界でも最高水準のサプライチェーンマネジメントが求められているといっても過言ではありません。よって、HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンが求められるサプライチェーンマネジメントを究めれば、ゆくゆくは国内で培った高度なノウハウを海外へ逆発信していく可能性も考えられます。
このような革新的な可能性を秘めた当社のビジネスに、ともに挑戦してくれる皆さんをお待ちしています。
